私たちの勤務実態と合理化受諾 |
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私たちは働く者の立場で、現場の意見として会社に主張しています
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以下はここ数年のうちに、労働組合が受け入れた合理化の
一例です。
・丸山営業所・夜行高速バス・中野〜羽田空港線の子会社へ
社化
・事務所・工場の労働時間延長
・バス運転士の乗務時間の延長と、交番表内の時間外勤務の増加
・退職金協定の改正による大幅な退職金削減
・臨時給の−0.5ヶ月分カット
・基本給10%相当額の削減(有期)
・バス運転士ワンマン手当て、事務員と工場員の各種手当ての廃止
・住宅手当の減額(2年間の有期)
・案内所勤務者のパート化
・新規採用バス運転士の3年間の契約社員化
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様々な合理化を受け入れ、労組は会社の再建に大きな貢献をしてきました
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賃上げは100円台、賃金カットのほうが大きく若手組合員は将来に不安
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年度 | 賃上げ額 | 備考 | |
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2000年 | 1050円 | ||
2001年 | 500円 | 昭和61年以降に入社した者は1000円増額 | |
2002年 | 300円 | 昭和62年以降に入社者は1000円増額 ただし全組合員は基本給の5%相当額を期限付きでカット |
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2003年 | 500円 | 昭和63年以降に入社した者は800〜1500円の増額。 ただし全組合員は基本給の10%相当額を1年間カット |
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2004年 | 100円 | 平成6年以降に入社した者は400〜900円の増額 | |
2005年 | 100円 | 平成7年以降に入社した者は400〜900円の増額 | |
2006年 | 1,533円 |
【但し平成18年3月16日現在で57歳以上の者を除く】 |
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2007年 | 3,500円 |
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※2001年春闘以降〜2006年まで57歳以上の賃上げは
されていない。
関東バスには「定期昇給制度」がありません。
このため上記の賃上げ額のみが賃上げとなります。
ストライキに入った上に小額の妥結結果なため、お叱りを受け
ことと思いますが、臨時給の協定もあるため、春闘自体はやめ
ることができません。臨時給協定も春闘時にしておかなければ、
まったく支払いがないのです。
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定期昇給の無い私鉄職場、春闘をしないと賃上げと臨時給の支払いもありません
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私たちはストライキ至上主義で交渉していません、回避を第一に交渉しています
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また、会社の伝統なのか、ストライキ予定ギリギリまで誠意ある
回答を出してこないのも現実です。お客様に告知する以前に、
誠意ある交渉、回答を私たちは強く望んでいます。ここが同業他
社と大きく異なる点かもしれません。
私たちも経営資料をもとに公認会計士などと相談をしながら交
渉をしており過大な要求をしているわけでもありません。
前述したように、春闘で解決をしないと賃上げどころか、臨時給
の支払いも受けられなくなります。多くの組合員は住宅ローンや各
種支払い、学校の教育費を臨時給で支払います。もし、臨時給の
協定が春闘時にできなければ、組合員は大きな不安にかられなが
ら勤務しなくてはなりません。2004年春闘時は、4月に入って解決
した関係から、多くの組合員が不安に陥りました。臨時給がなくなっ
た分を、どこかから借金しなくてはならないからです。
私たちも社会情勢を理解し、高額な賃上げや、無理な臨時給の
増額を求めてストライキに入ることはありません。会社が少しでも
誠意を見せていただければ回避ができるのです。
交渉は何回も行われ、ストライキ予定日の前日の朝から、深夜・
当日の早朝にかけても行われます。皆様にスト回避のお知らせ
ができるのは早朝のニュースになってしまうことと思われます。
ストライキ回避に向けて精一杯の交渉を続けていきますので、
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。交渉動向について
は、このサイトの「皆様へのお知らせ」でもご報告をさせてい
ただきます。
私たちは精一杯の交渉を続けていきます。
皆さまの安全と利便性を守るため、私たちは闘います。
今後もよろしくお願い申し上げます。
最後までお読みいただいたことに、厚く御礼を申し上げます。
これからもご支援よろしくお願いいたします。
2008年3月
関東バス労働組合執行部